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【タイトル題字】平田弘史
【表紙イラスト】山田章博

【マンガ作品】
『バードウィーク』ムライ 作品紹介
『おいしいおかし』ながしまゆみ 作品紹介
『ましかく』おがわさとし 作品紹介
『王宮ピアノ弾きの恋人』黒本梨湖 作品紹介
『責任感少女』鬼山龍宿(りゅうど) 作品紹介
『ある日のダイアログ』ムライ 作品紹介

【レビュー】
論映画論『デリカテッセン』  三元祐太(イラスト ムライ)
論漫画論『カリクラ―華倫変倶楽部』  くれたかし

【エッセイ】
エッセイ『私的疑似手記―台湾1』(イラスト)  鬼山龍宿(りゅうど)
エッセイ『私的疑似手記―台湾2』(イラスト)  鬼山龍宿(りゅうど)
エッセイ『私的疑似手記―台湾3』(イラスト)  鬼山龍宿(りゅうど)
 

2009年11月発刊
本体価格550円
(B5版本文84ページ)
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ムライ『バードウィーク』

ワタシの友人で、いろいろ教えてくれた人生の先輩は、鶏肉を食べないと言う。 その訳を聞きますと、幼い頃家に飼っていたニワトリが産むタマゴが家計を補ってくれた、そのご恩があるからと言います。固くまでこだわっているわけではなく、常に感謝の気持ちを持って人生を歩むことを心がけているんだなと、ワタシなりに解釈した。

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ながしまゆみ『おいしいおかし』

 パリパリ… ――毎日のようにオカシを持って、祖母の家を訪ねる少女、その何気ない会話から物語が始まる―― あえて専門用語化する必要性に疑問を抱きつつ、今流行りの「二世代住宅」では尚更、「祖父あるいは祖母の家に遊びに行く」という経験を、多くの人は持っているでしょう。そして皮肉にもその生活形態は「古き良き」を求める欲望を生む一因だと、私は思うのであります。

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おがわさとし『ましかく』

ファンタジーが大好きなのです。 描くのが好きで、見るのも好きです。現実世界を描くことは、不自由だと言っているわけでは、決してないのですが、ファンタジーは自由である。 97年に『ビッグコミックスピリッツ創刊』でデビューし、恩田陸氏の『ロミオとロミオは永遠に』の表紙イラストと、本編のイラストレーションを担当し、『京都 虫の目あるき―みちくさスケッチ』という異色絵本を発表したおがわさとし氏が描くファンタジーマンガは、私が見るとっとも自由で、心に残るマンガ作品の一つです。

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黒本梨湖『王宮ピアノ弾きの恋人』

ピアノを弾き続ける、ロボット。  その姿を見つめ続ける、姫。 この6ページの読み切り『王宮ピアノ弾きの恋人』が手に届いたときに、「まるで絵本のような、おとぎ話のような」という決まり文句を頭に浮かばせながら、ページ数に入れられる情報量も考えつつ、最初の読者のつもりで読み始めました。

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鬼山龍宿(りゅうど)『責任感少女』

「キッチュ」の構想段階で、一つ思い悩んだことがありました――責任編集のワタシが、同誌掲載のためのマンガ作品を制作してよいものなのか? 「キッチュ」はもともとマンガ作品を中心にしつつ、レビュー・エッセイ、場合によって論文までも載せる予定でした。だが自分の交友関係によって、マンガ作品よりも文章の書き手が見つからないのであります。従ってワタシが自ら文章部分の原稿を埋める宿命は、「キッチュ」構想段階から定められていたわけです。

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ムライ『ある日のダイアログ』

作者がさり気なく描いたメモマンガを、編集長の強い要望でムリヤリに掲載してしまいました。いやぁ、たまに、一瞬だけでも本気であることを思って、ソレをメモしたくなる時もあるでしょう?

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